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保岡 勝也(やすおか かつや 1877年1月22日 - 1942年)
日本の建築家。三菱の丸の内赤煉瓦オフィス街の設計を行った他、先駆的な住宅設計で知られる。東京生まれ。1900年(明治33年)、東京帝国大学工科大学建築学科を卒業、工科大学では学長であった辰野金吾に師事した。岩崎久弥が社長を務める三菱社(現・三菱地所)に入社する。三菱は1889年に、明治政府より丸の内の一括払い下げを受けており、「丸ノ内建設所」を設置、ジョサイア・コンドルによって、1894年「三菱1号館」が竣工した。保岡は「三菱8号館」から「三菱21号館」までの設計を行い、特に「三菱14号館」は日本初の鉄筋コンクリート構造を用いた。
       
邸宅
岩崎家 深川別邸涼亭
清澄庭園涼亭
東京都江東区住澄3-3
設計:保岡勝也
竣工年:1909年
     /1985年改築(明治42年)
民間社屋
三菱鉱業 若松支店
上野海運ビル
福岡県北九州市若松区本町1-11-17
設計:保岡勝也
竣工年:1913年(大正2年)
       
国立銀行

第八十五銀行 本店本館
埼玉りそな銀行川越支店
埼玉県川越市幸町4-1
設計:保岡勝也
竣工年:1918年(大正7年)
商店施設
山吉デパート
埼玉県川越市仲町6-6
設計:保岡勝也
竣工年:1936年(昭和11年)